日本語教師養成講座

日本語教師養成講座では何を学べる?内容や注意点を現役日本語教師が解説

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「日本語教師養成講座に興味があります。詳しい内容や気をつける点を知りたいです。」とお悩みですか?

日本語教師になる方法を調べていて、日本語教師養成講座を知ったはいいが、お金もかかるしよく分からないので中々受講の決心ができない、という方は多いです。

本記事では現役日本語教師の私が、日本語教師養成講座の内容や注意点について解説します。実は、私も日本語教師養成講座を受講して日本語教師になりました。

日本語教師養成講座について気になる方は、最後まで記事をチェックしてみてくださいね!

 

 

日本語教師養成講座で学べること

日本語教師養成講座では、日本語の教授方法に加えて、日本の歴史や文化的背景、日本語の構造や発声方法について学習します。

日本語教師になるために求められるのは、日本語を教える能力だけではありません。日本に関する幅広い知識が必要になります。

我々が日本語ネイティブとして普段生活しているからといって、日本語を教えられるわけではありません。日本語が全く分からない外国人に日本語をゼロから教えることは、想像以上に大変なことです。

日本語教師養成講座で日本語教育に関する知識を身につけ、実際に生徒の前で実践を積んでいくことで一人前の日本語教師になることができます。

日本語教師養成講座を受ける際の注意点

日本語教師養成講座を受ける際の注意点は大きく2つです。

①通信の場合は自分の意思との戦いになる

日本語教師養成講座には、登校型と通信教育型の2パターンがあります。

通信教育型の場合は、自宅に教材が届き、それを自分のペースで進めていきます。課題を完了するたびに担当スタッフに課題をメールやメッセージなどで送付しなければなりません。

課題を提出する必要はありますが、学習をどんなペースで進めていくかは受講者の自由です。ですので、意思が弱いと途中で講座を投げ出してしまうことになりかねません。

せっかく日本語教師養成講座の受講料を払ったのに、途中で投げ出してしまってはもったいないですよね。

ですので、通信教育型の日本語教師養成講座を受講する場合には「本当に自分は日本語教師になりたいのか」「独学で日本語教育を学ぶ自信があるのか」を再確認してから受講しましょう。

②受講完了が目的になってはダメ

日本語教師養成講座の受講自体が目的になってはいけません。目的はあくまでも、日本語教師養成講座を受講して日本語教育能力を身に付けることです。

日本語教師養成講座は、講義形式・自習形式のもので、何か試験を通過しなければ受講完了できないわけではありません。ですので受講者に日本語教育能力が身についているかどうかにかかわらず、受講完了できてしまうこともあるのが事実です。

仮に日本語教育能力を身につけないまま日本語教師養成講座を受講完了し、無事日本語教師になれたとしても、あとで苦労して後悔するのはあなた自身です。

受講だけで満足せずに、講座から日本語教育に関する知識を身に付けることが大切です。

まとめ

日本語教師養成講座では、日本語の教授方法に加えて、日本の歴史や文化的背景、日本語の構造や発声方法について学習します。

ただし日本語教師養成講座を受講することが目的になってはいけません。日本語教師養成講座を活用して日本語教育に必要な知識を身につけなければ、一人前の日本語教師になることは不可能です。

また、通信で自力で独学するだけのモチベーションがあるのか、スクールに通学して学習するべきなのかも事前にしっかりと確認しておきましょう。

しっかりと準備をして、絶対に日本語教師になるんだという強い志で日本語教師養成講座を受講すれば、半年〜数年後には立派な日本語教師になっているはずです!

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