「日本語教師になりたい!日本語教師になるにはどうすれば良いの?」とお悩みですか?
現状、日本語教師になる方法は大きく3つです。
- 大学で日本語教育を専攻
- 日本語教育能力検定試験への合格
- 420時間の日本語教師養成講座を受講
日本語教師の求人サイトを見てみても、上記3つのいずれかを満たしていることが応募条件である求人が9割を占めています。
どの方法が適しているのかはあなたの状況によって異なります。本記事では現役日本語講師の私が、日本語教師になるための3つの方法についてそれぞれ解説します。
日本語教師になりたい方は記事を最後までチェックしてみてくださいね!
目次
日本語教師になるための3つの方法
日本語教師になる方法は3つです。どの日本語講師もこれら3つのいずれかのルートから日本語教師になっています。
①大学で日本語教育を専攻
大学での日本語教育の専攻が、日本語教師になるための最も確実な道です。数年かけて日本語教育についてみっちり学べます。
大学では留学生との交流機会も多々あり、日本語を教える経験も積めるでしょう。
主専攻45単位以上または副専攻26単位以上を履修していれば認められます。
あなたが高校生で、日本語教師を志しているのなら、大学での日本語教育専攻を検討すべきです。
②日本語教育能力検定試験への合格
日本語教育能力検定試験とは、毎年10月に開催される試験です。
日本語教育能力検定試験に合格すると、日本語教育に関する十分な知識を持っていることを証明できます。ですので大学で日本語教育を専攻できなかったが日本語教師になりたいという方にはおすすめです。
ただし、日本語教育能力試験はあくまでも筆記試験です。実践経験を積むことはできません。
日本語教育能力検定試験の合格だけでも日本語教師になることはできますが、募集要項に「実践経験有り」を記載している日本語学校が多いのも事実です。
③で紹介する日本語教師養成講座には、実践経験を積めるプログラムもあるのでそちらと併用することで、日本語教師になれる確率はアップします。
また、試験は1年に1回、合格率は20%台です。合格するためには、事前に計画を立てて準備を進める必要があります。
③420時間の日本語教師養成講座を受講
420時間の日本語教師養成講座とは、日本語教育に関するスクールのようなものです。登校型と通信教育型があります。
420時間の日本語教師養成講座を受講することで、日本語教育に関する十分な知識を持っていると証明できます。
平日の夜や土日のみのコースもあるので、転職して日本語教師になりたいという方も働きながら受講できます。また、通信教育型だと完全に自分のペースで学習を進めることができますよ。
【最新情報】日本語教師が国家資格に!?公認日本語教師とは?
2020年2月に、『公認日本語教師(仮)』という日本語教師の国家資格制度の大枠が決まりました。
現在進行形で、制度が作られているので詳細についてはまだ明らかになっていません。しかし、これから日本語教師になる方法が大きく変わるかもしれません。
現状日本語教師には国家資格がなく、求人でも
- 大学で日本語教育を専攻
- 日本語教育能力検定試験への合格
- 420時間の日本語教師養成講座を受講
のいずれかを満たす者を応募条件にしていました。
しかし、学校の先生に教員免許が必要なのと同様に、日本語教師になるには公認日本語教師の資格が必要になるかもしれません。
今後の動きに注目です。
関連記事:ついに日本語教師が国家資格に!!
まとめ:自分に適したルートを選んで日本語教師になろう!
現状、日本語教師になるルートは3つです。
大学生〜社会人は、
- 日本語教育能力検定試験への合格
- 420時間の日本語教師養成講座を受講
のいずれかがおすすめです。
しかし、年に一度しかない日本語教育能力検定試験にフォーカスしても、不合格は十分あり得ます。
つまり、養成講座を受講しつつ、日本語教育能力検定試験の合格を目指す方法が最も堅実です。