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海外で日本語教師になるには?方法と注意点を解説

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「海外で日本語教師として働きたい!」と考える日本語教師志望者は多いです。

海外で働く方法を調べていると、現地の企業に直接就職したり、日本の企業で海外駐在員になったりする選択肢が出てくるはずです。

しかし前者は高い言語能力が求められます。また後者は、いつ自身が海外駐在員になれるか分かりませんし、チャンスが訪れる可能性が低い場合もあります。

そんな中、「日本語教師」という選択肢にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

本記事では、現役日本語教師の私が、海外で日本語教師として働く方法について解説いたします。

海外で日本語教師として働ける場所

海外で日本語教師として働ける場所や手段は、主に以下の4つです。

  • 日本語学校
  • 大学
  • 小・中学校の教師
  • フリーの日本語教師

それぞれを詳しく見ていきましょう。

 

日本語学校

世界各国にある日本語学校に就職するのが、最も一般的な海外で日本語教師になる方法です。国内外で求人サイトを使って「日本語教師」と調べると、いくつも求人が出てきます。

自分が興味がある国の求人を調べてみれば、どのくらいの給料や待遇なのか、どんな仕事をするのかなどがざっくりと分かります。

 

大学

海外の大学では、選択外国語の授業で日本語を選択できます。日本でも大学で第二外国語の授業がありましたよね。

それと同じ形で、海外の大学で日本語教師になることもできます。

 

小・中学校の教師

近年では、小・中学校でも、日本語教育を取り入れている国が増えています。

小中学校の教員免許を持っていたり、保育士資格などがあると、有利になるかもしれません。

 

フリーの日本語教師

最近では、オンラインで日本語を教えている方が増えています。日本でもDMM英会話など、オンライン英会話スクールが流行っていますよね。

オンラインであれば、好きな場所にいながら日本語教師として働けます。ただし、フリーで完全に自分一人で受講生を見つけなければならないので、難易度は高いです。

 

海外で日本語教師になりたい方へのTIPS

英語は習得しておいて損はない

海外で日本語教師になりたいのであれば、英語を学習しておくべきです。簡単な日常会話程度はできるようになっておくと、海外生活が何倍にも楽しくなりますよ。

海外で暮らすということは、あなたが外国人になるということです。外国人になれば、日本国内にいる時よりも、同じく”外国人”と交流する機会が増えます。

その時相手は日本語を話せないはずですし、滞在先の国の言語を話せるとも限りません。そんな時に役に立つのが英語です。

英語があればコミュニケーションの幅が大きく広がります。また日本語教師になるのではれば、一度は外国語を学ぶ経験を積んでおくべきです。なぜなら外国語を学ぶ人の気持ちが分かるようになるからです。

外国語を学んだことがないのに、日本語を学ぶ外国人に日本語を教えても、ネイティブスピーカー側の視点にしか立てません。

英語の習得は、日本語教師としてのスキルアップにも役立ちます。

 

まずはワーキングホリデーで現地を訪れてみるのもアリ

「この国いいな!」と思っても、実際に訪れてみると予想と違ったというのはよくあることです。最初から現地で社員として採用されるよりも、まずはワーキングホリデーでその国を訪れてみるべきです。

一度訪れてみて「やっぱりこの国に住みたい!」と思ったら、現地で本格的に就職先を探せば良いのです。

またワーキングホリデーといえば日本食レストランや農家などで働くのが一般的ですが、現地の日本語学校でアルバイトとして働くという選択肢もあります。

欧米ではワーキングホリデービザの取得倍率が高いですが、挑戦してみるのも面白いですよ。

 

まとめ

海外で日本語教師になる方法について解説いたしました。

上記の通り、海外で日本語教師になる方法はいくつかありますが、その中で最も興味が持てる方法からぜひ目指してみてください。

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